数多の衝撃とダブルトラブル
ダブルトラブル、ハリウッドチームの公演を観てきました。
初めてこの作品を観たのは5/29の夜公演。次の日に控えた千穐楽のチケットはもちろん完売。
つまり私のダブルトラブル観劇は、この回が最初で最後でした。
最悪。
最悪ですよ。
ダブルトラブル、良すぎた!!!!
もう1回、いやあと何回でも観たい!!!!
ハリウッドチームのみならずブロードウェイチームの公演も観たい!!!!
でももう行ける公演はない。買えるチケットがない。
こんな思いをするなら、いっそ出会わなければよかったのに、、、(ポエマー?)
いや嘘、あなた(ダブルトラブル)に出会わなかった人生なんて生きる意味がない、、、(だからポエマー?)
ということで、ポエムに収まらない感想を書き殴っていこうと思います!
(書き終わってから気付いたのですが、口から出てきた感想を文字にするような感じで書いていたがゆえ敬語とタメ口がごちゃごちゃになっています。ご容赦を!)
作品の感想でいきなり演者の話をするのはもしかしたら失礼かもしれませんが、まずは福田さんと辰巳さんについてお話ししていいですか?
まずは福田さん。
すべての役がハマり役、かつどこかに福田さんを感じさせる部分があるというか。
これは決して演じきれてないとかそういう意味ではなくて、福田さんの持つ軸?幅?が広すぎるがゆえな気がする。
作中でも「変身と変装」みたいなセリフがあったけど福田さんは「変装」だなあと感じた。
あの飄々とした身のこなし、一方でレベッカのときの纏わりつくような圧と存在感(褒めてます)。
福田さんが歌って踊るとこっちも踊りだしたくなるくらい楽しくなっちゃう。
私はふぉ〜ゆ〜ド新規で今まで個人の舞台をほとんど観に行っていなかったもので、演技をしてる福田さんは19年のSHOCKでしか見たことがなかったのですが(なんならこの時はふぉ〜ゆ〜のファンでもなかった)、今後ぜひ色んな作品の福田さんを見てみたいと思いました、、、!アンダースタディー出演おめでとうございます!
一方の辰巳さんは「変身」側だと思った。演じる役のキャラの幅が広いのもあってか、「辰巳雄大」を感じる隙が全くないの。
だからといって「辰巳雄大」要素を意図的に殺している感じもしない。感じる隙がない、って言葉でしか形容できない。
偏見だけど、アイドルも俳優もタレントも色んな経験しながら板の上に立ってるからこそなのかなあ。ダブルトラブルの(ある種メタ的な)見所として「1人が複数の役を演じる」ってところがあると思うんだけど、それよりは複数の人がそこに生きている感じ。
ここまで書いててふと思ったんだけど、この作品のオファーが来る時点で、そしてこの作品が素晴らしいものだったという事実が何よりも2人の素敵さを表してません?すごい!!!!(語彙力)
まあそんな素敵な2人の演じるキャラクターと心躍る音楽を中心に、作品についてお話ししていこうと思います。
ではまず、私の観劇終わりのツイートがこちら。
『ダブルトラブルなにこれ、超楽しい なにこれ!!!!!!!』
『ダブルトラブル、少しのハプニングで崩れちゃいそうなくらい細かい作りなのに作品自体は一瞬の隙も見せずにハプニングは昇華させていくから本当にすごい なんだあれ』
『実力ある俳優が「演じる」才を使って遊んでるみたいな、いや遊んでるんじゃないんだけど遊んでるかのように軽やかに、かつ緻密に作られているというか
やばいぞダブルトラブル、なんだこれ なんなんだ』
そう、めちゃくちゃ混乱した。
普段、舞台を観た後には「この作品のここが好き!」みたいな感想が出てきがちなんですが、今回は本当に言語化できませんでした。
キャストは2人、音楽はピアノ1本。2人でどうやって作品を作るんだろう?なんて思ってた私が馬鹿だった。
言葉は悪いですが、キャストが2人となるとどうにか絞り出して作品を作る、みたいなイメージがあったんですよ。
まあそれを笑いとして昇華してるシーンもあるんだけど、それより「2人だからできること」が多すぎる。なにあの情報量。
ストーリーに沿ってどうにか感想を言語化していきますが、きっと記憶の取りこぼしが非常に多いです。ご容赦ください。
千穐楽はもう終わりましたが、再演するでしょうし(圧)、ネタバレされたくないよ〜って方はブラウザバックをお願いしますね。
1幕
♪overture
「ハーリウーッド」の時点でワクワクが止まらなくてさ!!!!拍手したままお祈りするみたいなポーズでずっと見ちゃった。笑
♪二人だけで
マーティン兄弟がハリウッドにやって来るシーン。
ジミー(弟)の「兄貴は才能がマックス!俺はこのルックス★」が憎めなくてツボ。★に深い意味はありません。
ボビー(兄)は「俺たち2人なら」「2人だけで十分」「何でもできる!」ってジミーのことを全面的に信頼してるのが超素敵なお兄ちゃん。
その後ジミーが歯磨きをしにバスルームに行くとミリーからのインカムが鳴るんだけど、一瞬ミリーが辰巳さんだって気付かなかった、、、!
そしてガーナーも登場するんだけど、恰幅がよくて髭を蓄えたその姿も辰巳さんだって気づかなかった、、、笑
エンジニアのヴィックス、キャラ濃すぎてずっと笑っちゃった。
♪ファーストクラスの愛
ガーナーの半ば無茶振りで始まる歌、それ故兄弟がアイコンタクトを取りながら歌い繋いでいくのが楽しくて!!!
滑り込むような「月まで♪」が好き!
基本ソロ・ユニゾンなんだけど途中で少しテンポが落ちてハモりだすところがあって、そこがすごく好きだった、、、!
この後のシーンは日替わりなのかな?ミリーに契約書を取りに来るように言われるんだけどどっちが行く?ってなるくだり。最後はジミーがお兄ちゃんの意地悪に引っかかっちゃうのが可愛かった〜。笑
ジミーの何気ない「I Gotcha!」という言葉、これが実は2幕まで引きずられてるとは。
「よろしくお願いします!マーティンさん!(敬礼)(ダンダンッ)」
この敬礼と一緒に足をダンダンッってやるとこ、最後はジミーも一緒にやってて超かわいかったしめっちゃ笑った。
シーモアはとにかく騒がしくて(褒めてる)まじで空中を駆け回ってた。ジミーが「彼はアスリートだ」って言うのも分かる。
そして。
「おい、シーモア!ピアノにコーヒーこぼしちゃって!」
この台詞は2幕の大きな鍵になるけど、ここのボビー(辰巳さん)とシーモア(辰巳さん)の掛け合いが本当に面白くてさあ〜。1人で複数の役をやってる、をメタ的に使ってるのが面白くて死ぬほど笑った。笑ってたら、、
なんかすりガラスの向こうに赤い髪のシルエットが。
赤髪のデカい女、、女?いや、失礼。
福レベッカ登場!!
なんだあの圧。色々デカいし。
デカい女に襲われるボビー、超可愛かったなあ。胸押し付けられて「ありがとうございます」って言うのやめなさい!笑
♪何でもできる
「音楽はいらない 歌もいらない」
いや、
「お〜んがくは いんらない〜 うったも↑いんらなぁい〜」か(無駄な文字起こし)。
この歌い出しが好きすぎてさ〜!
このタイミングでこれ言ってごめんなんだけどさ、福田さんめちゃくちゃ歌上手いね、、
「何でもできる〜♪」のファルセットが綺麗すぎて超好きだった。
途中でレベッカがボビーを操るように一緒に踊るシーンがあったんだけど、ボビーが本当に糸で操られてるみたいに見えてすごかった!
あとレベッカがカウチごと倒れるシーン、まじで事故かと思ってめちゃくちゃ焦った。けどめちゃくちゃ笑った。
♪クイックリーの歌
「エージェントがそんなに早く来るわけないだろ」
「♪お呼びでしょうかエージェント!」
いやたぶん歌詞間違ってるごめんなさい。でもここのテンポ感超すきだった!
福田さんのボビー以外の役ではクイックリーが1番好きかも。
歌い終わったあとすぐにインカム越しで会話に参加してくるクイックリー、まじで軽快すぎる。超好き。
まあこのあと色々あるんだけど、火事みたいになってボビーがビックスを運ぶシーン。ビックスが人形になってるんだけどビックスの頭ぶん回して椅子に乱暴に放り投げてて死ぬほど笑った。
♪ハーレムナイト
1番好きなナンバーかも!!!!
「憂鬱を脱ぎ捨てるは今」
歌詞違うかも。たぶん違う。
ミリーの歌い出しに乗せるようにピアノの音が鳴るところで超テンション上がる。ディズニーのBBBでハーレムナイトやろう!
てかむしろブロードウェイでやってたショーが観たいよ!それもやろう!
ミリーの「ナイス!」がかわいい。
この間奏?でタップとミリーの掛け合い?みたいなところがあったんだけどまじで楽しすぎて超ニコニコしちゃった。何が好きだったからとかじゃない。本能。
…とか思ってたらまたすりガラス越しに赤いシルエットが。
辰レベッカ登場!
辰レベッカは家ではジャンクフードしか食べないくせに友達の前ではインスタ映え気にしてスイーツばっかり食べるしひたすら自撮りしてそう。あいつはそういう女。(誰?)
辰レベッカはひたすらドアにぶつかりまくっててすごい音するからめっちゃ笑った。私がセットだったら訴えてる。
♪何でもできる
辰レベッカの好きなシーンはダンスシーン!
「音楽はいらない」の歌い出しが辰レベッカにないんたけど、その音をピアノで弾きながらダンスに入るのが好き!違ったらごめん!たぶんあってる!
「こそこそと」→「アウトドアに」→「こびへつらって!」で音が盛り上がってくところ、ワクワクしすぎて泣いた。なんでだよ。
まじでジミーは完全に辰レベッカに取り憑かれてて目の焦点が合ってなくてさー。協定言い出したの誰やねんて。
そんなに辰レベッカに惚れ込むジミーだけど、辰レベッカを思って歌い出した曲が「ジャンッ ジャジャジャジャンッ」って水戸黄門みたいなリズムで始まるから死ぬほど笑った。
それなのに「恋がエスカレート」みたいな歌詞で急に綺麗な曲になるから兄貴は才能がマックス!
レベッカの去り際、ジミーもボビーも「ねえレベッカ、次いつ会える?」って問いかけるんだけど、ジミーは問いかけるようでボビーは縋り付くようで、ここも兄弟らしさが出てて好きだったなあ。
♪一人の方がマシ
兄弟の惚れ込んだ女が共通の女だと発覚した後に始まる歌。
最高のパートナーで最初はお互いを褒めてたのにここでは「俺は1人で完璧だ!」って歌っちゃう喧嘩っぷり。
この曲の終わり方が好きでさ〜!
2人の関係に一度亀裂が入ることを「1幕が終わる」と表現して、そしてヒューズの飛んだコンセントに扇風機を挿すことで部屋の電気が落ちる。そこで暗転して1幕が終わる。
洒落てる〜〜〜!!!!!!!!ここが最高すぎて冒頭の語彙力の死んだ混乱ツイートが生まれました。
まって、今1幕終わった?
このブログ、長くない?
まあいっか!!!!
2幕
♪コールドセサミヌードル
クイックリーとメリーのカップル、超かわいい〜!
最初クイックリーがろうそくつけたりワイン用意したりするのが微笑ましくかつ面白いんだけど、上手前方、ステージより低い位置にいたからあんまり見えなくて悲しかった。再演してください(そこ?)
「1杯だけ付き合うわ♡」って言いながらガバガバ酒飲むミリー、愛した。
辰巳さんはハーレムナイトといいこの曲といい、よくミリーの声であんなに歌えるよね!?!?
「それはね♡コールド♪セーサミッ ヌードル♪」が超好き。
2人のイチャイチャタイムも大好きなんだけど「ピーナッツバターちゃん見っけ!」がまじで最初理解できなかった。後からコールドセサミヌードルに使われる材料だって知ったのでいつか食べてみたいなあ。
このあとミリーがヴィックス(人形)を運ぶんだけど、ボビーよりも盛大にヴィックスぶん回すし、椅子にビックス座らせるときは壁に投げつけててほんとしんどかった、、、笑
「デザートはわ・た・し♡」
「やったぞやったぞやったぞやったぞ、こっちも回っとくぞ回っとくぞ」
のところ、2人の裏の顔が見えたみたいでよかったなあ。
そしてミリーが居なくなった後帰ってきたボビー、「僕は一人っ子だ!」って言うんだけど、そういうところが弟なのよ、、、笑
♪焦らずゆっくり
クリースト「脚にキスしてくれたってええけど」
わたし「関西人?」
ボビー「イギリスの方ですか?」
わたし「ああイギリス訛りってことか」
なんで浮いてるの!犬まで浮いてるし!
監督が1番キャラ掴めなかったんだけど派手柄のスーツおしゃれですね、、(そこ?)
この曲は素敵なバラードなのにクリーストの「1!2!3!」で超早くなるの面白すぎた びっくりしてたら歌詞全く覚えられなかった、、、くっそお、、
でも朧げな記憶では歌詞が「ゆっくり育てよう、本当の愛なら」みたいな感じだった気がするんだけどクリーストは全くゆっくりと歌わせてくれなくて!笑
ここで曲が走っちゃって本当の愛が育ちようがない感じ、最後のレベッカとボビーの展開の布石みたいで観劇後に本家の映像を見ながら興奮した。笑
そのあとアラビアンなレベッカがやってくるところ、2回とも手やらスカートやらが挟まってて本当に面白かった!
あれはシャドーの方なんですかね?シャドーの方々が本当にコミカルかつ福田さん辰巳さんが演じるキャラクターたちがやりそうなことするから本当に素敵だったなあ〜。
♪僕はモノマネ名人
さて、ここです。私の号泣ポイント①!
いやこのドタバタコメディで泣く?って思うやん?私も思った。
シーモアがひたすらモノマネを披露する。シーモアのモノマネを見たクイックリーは「シーモアがボビーのモノマネをしながらレベッカを騙すことを提案する」というシーン。
ここで重要なのはシーモア(辰巳さん)がボビー(辰巳さん)のモノマネをするこということ。
シーモアが過去にボビーに言われた言葉、「おい、シーモア!ピアノにコーヒーこぼしちゃって!」をモノマネする。
シーモアは少し時間をかけながらもボビーの声色、話し方を完全にコピーする。
シーモアがボビーの声で「おい、シーモア!ピアノにコーヒーこぼしちゃって!」って言った瞬間、めちゃくちゃ涙が出てきたんですよ。
この作品の(主観ですが)醍醐味に触れたというか、この作品だから生まれる面白さをこの一瞬で感じたというか。とにかく感動して!
今までもありがたいことに素敵な作品との出会いがたくさんあったので、作品のどこかしらのシーン、もしくは作品自体に心動かされる、要は感動することはたくさんありました。
でも同じ「感動」でも、今まで刺激されたことない角度から心を刺激されたというか、今まで感じたことない感情になっちゃって。初めての感情すぎてこれを感動と呼んでいいのかは分からないけど、たぶんこれを感動と呼ぶんだと思う。なんか日本語おかしくない?まあいっか。
そんなこんなで涙が出てきたところでクイックリーのクイックリーらしすぎるのんびりとした「それだあ〜」ってセリフが聞こえてくるもんだから泣き笑いしちゃった。笑
この後シーモア(辰巳さん)がガーナー(辰巳さん)の声でレベッカにインカムを繋ぐシーンがあるんだけど、途中で間違えてミリー(辰巳さん)のモノマネになっちゃうんですよ。
ここでも泣いた。というかたぶん心がぐちゃぐちゃになって泣くしかなかったんだと思う。
急にメタ的な話するんですけど、辰巳さんってこのシーンどういう気持ちで演じてるんですかね?人格ぐちゃぐちゃにならないのかなあ。そんな機会はないだろうけどこのシーンの裏話を聞いてみたい、、、オーディオコメンタリー付きで円盤を出しましょう(どさくさ)。
♪I Gotcha!
1幕でジミーが「I Gotcha!」を曲にしようとした時、ボビーは「I Gotcha!じゃ曲なんて書けないよ!」みたいなこと言ってたはずなのにこんな素敵な曲が出来上がっちゃうのね〜、、、レベッカありがとう(?)
チャチャのことはあんまりわからないんだけど、「2人で踊ろうチャチャ \チャチャチャッ/」、超心地よくなかったですか、、、!?!?
そのあとレベッカが利己的な素顔を表した時、全キャラクターがレベッカを罵るような歌詞でI Gotchaを歌うんだけど、その時にボビーとジミーの等身大パネル?みたいなのが出てきてめちゃくちゃ笑った。
ヴィックスの人形といいあえてこういうところでチープさ出してくるのたまらない、、!
このあとレベッカが実は男性なのをバラされてカツラを取るシーン、カツラがマイクに絡まるというハプニング!
カツラを歯で噛みちぎるレベッカ、「(マイク)高いやつだよ!」と突っ込むシーモア、ナイスアドリブ!!めちゃくちゃ笑いました、、、
♪ブロードウェイへ帰ろう パート1
「ハリウッドかぁー。」
今までがジェットコースターみたいな展開だったからこそ、ここで急に時間がゆっくりになる感じ?すごく心を持っていかれちゃったなあ。
はい、ここで私の号泣ポイント②です。
ジミー「俺たち浮いてるよなあ。疎外感だ」
ボビー「俺も思ってた。ここにはまるで俺たち2人『だけしか』いないみたいだ」
あの、ずるくない?
急に自分語りするんですが、「お後がよろしいようで!」系の台詞冷めちゃうんですよ、私。例えばドラマのタイトルが最終回の最後の台詞、とか。その手のやつ。
でもなんかこの作品は、この台詞で全てを形容してるというか。
今まで変化球ばっかりだったのにここで急にストレートを投げられた感じだからなのかな?なんかよく分かんないけど心にすごくズシンって落ちてきて。
今となっては「なんかすごいものを見てしまった」の感覚なんだけど、本当に初めての感情だったなあ。
そして歌に入るんだけど、冒頭ではボビーが「兄貴が才能がマックス!」と歌ってたのに、最後にはジミーがボビーに「何でもできる、お前の才能なら」っていうのまじでさあ、、ずるいよね〜、、、ボビーもそこでジミーのこと全肯定すること言ってたんですよ、、、歌詞忘れたけど、、、(おい)
2人の歌を聞いたガーナーがこの歌を気に入って映画に使うことを決めるシーン、兄弟がすごく嬉しそうで!こっちも嬉しくなっちゃった。
ブロードウェイメロディーが売れたあとの2人のストーリーも観たくない?何かの賞とか取っちゃってパーティーに招かれてまた同じ女優さんに惹かれちゃうんでしょ?観たい!再演しよう(どさくさ)!
ところでこの曲は歌詞は違えどオープニングでも歌ってたわけで。まさにここまでの約2時間はダブルトラブルだったんだなあ。
ダブルトラブルって、兄弟2人だから「ダブル」なのかと思ってたんですが。
「ダブルトラブル」って言葉で「非常に厄介なこと」を指すらしいですよ。
いやどっちの意味のタイトルかは知らんけど!
♪ブロードウェイへ帰ろう パート2
小林創さんがピアノを弾いてるのを見た瞬間、人生最大の拍手を送ってしまった気がする。素敵な人に拍手を送れるって素晴らしい!!!!
冒頭では普通のスーツと傘で踊ってた兄弟が燕尾服とステッキで踊っててさあ、、、エーン(ブログを書くなら感情を言語化しなさいよ)、、、
ここでボビーがステッキを客席に落としてしまうというハプニング。
それを見たジミーが自分もステッキを放り出して踊り出す。なんて素敵な兄弟!!!!
もちろん福田さんと辰巳さんの関係あってこその対応だったんだろうけど、作品の世界に入りすぎてなんて素敵な兄弟!2人ならなんでもできる!!って思っちゃった。
そして2人で10何役ものカーテンコール。怒涛すぎて!!
作品中も2人で10何役を演じているからこその感動はあったけどどこか夢心地だったから、ここでこの作品のヤバさに気付いたみたいなところはある。
福田悠太!辰巳雄大!ってお互いを紹介する2人、眩しかったなあ。
ちょっとまた自分語りをしますね?
スタンディングオベーション(スタオベ)、ってあるじゃないですか。
今までにもスタオベする機会はあって。素敵な作品とそれを作ってくださったカンパニーへの感謝!みたいな気持ちでスタオベしてたんですよ。
なんか今回は違ったんですよね。
もちろん素敵な作品をありがとう!の気持ちもあったんだろうけど、そんな色々考えた結果の感情が一切浮かばなくて。気付いたら立ち上がって拍手を送っていた、に近い感覚なのかな。
とにかくここまで本能のままに思わず立ち上がって拍手を送ったのが初めてだった。気がする。
だから冒頭載せたツイートの通り、「なんだこれ」が止まらなくなってしまったのかも。
正直今も「なんだこれ」が続いています。どうにか噛み砕いて言語化して落ち着きたくてブログを書き始めたのですが結局なにも落ち着きませんでした。笑
でもこれで良いのかなと正直思います。「おもしろい!たのしい!」で良いじゃないと。9000字超のブログを書き殴ってる人間が言うことじゃないですが。
素敵な作品、素敵な音楽、今までにない方向からの感動、全てを形容する台詞の素晴らしさへの気づき。
色々な諸々に出会えたこの作品へは感謝しかないですし、絶対にもう一度観たい。私の後悔をいつか叶えられますように。
最後はせっかくですし、お後がよろしいようで、な感じで締めましょうか。
マーティン兄弟ごめん、台詞借りちゃうよ!!
「ねえダブルトラブル、次、いつ会える?」
追記(2021/08/25)
ダブルトラブルに会えた………
私が劇場で観た公演はハリウッドチームのものでしたが、オンデマンド配信ではブロードウェイチームの公演を観ることができました。
同じ作品でもキャストが違うとこうも違うのね…!
別の作品を観ているようでとても新鮮でした。とても面白かった………!!!!
…とはいえ。
人間とは(クソデカ主語)欲深いもので。
ハリウッドチームももう1回観たい!!!!
改めて、追記もこれで締めましょう。
「ねえダブルトラブル、次、いつ会える?」